DiFluid 密度計

密度

豆にどれだけの物質が、どれほど密に詰まっているか。ロットへの熱の入り方と、保管中の持ちもそこに表れます。

機種を選ぶ
試験
水分、 水分活性、密度、スクリーンサイズ、生豆の体積、焙煎色
サンプル
生コーヒー豆約150 g
時間
2秒(水分活性の場合は30~60秒)
密度を測定するため、生豆を入れた容器の上に閉じていくDiFluid Omix Plus
生豆サンプルの水分値と密度を測定するDiFluid CoffMeter M1

密度は、何のために測るのか

密度とは、一定の体積にどれだけのコーヒーの物質が詰まっているかを表す値です。種子そのものによって決まり、ロットがどう熱を吸収するかを示す、数少ない生豆の数値のひとつです。

01

熱の入れ方

密度の高い豆は、同じ表面積の内側により多くの物質を抱えているため、熱が中心へ伝わるのが遅くなります。焙煎士は新しいロットの投入温度や序盤の火力を決めるとき、密度を考慮します。

02

購入と検証

密度は栽培標高や細胞構造と連動します。高地産とうたわれたロットが届いたとき、目の前にあるサンプルを確かめる最も安上がりな手段が、測定です。

03

保管中の変化

生豆は置かれた環境によって水分を放出したり吸収したりします。かさ密度は水分値とともに変わるので、同じロットを数週間ごとに測り直せば、倉庫がそのロットにどう影響しているかがわかります。

04

ロットごとの比較

同じ農園、同じ品種、新しい産年。前回の袋の記録と密度を比べれば、信頼してきたプロファイルがまだ通用するのか、一から組み直すべきかがわかります。


かさ密度と真密度

Omix Plusは、推定真密度とかさ密度を同時に表示します。

豆の物質 豆と豆のすき間の空気

豆と豆のすき間の空気を差し引くと、残るのは種子そのものです。

真密度

1097.9g/L

豆の物質そのものの密度です。Omix Plusは充填したサンプルを撮影し、豆と豆のすき間を特定して差し引き、残りを水置換法を基準に構築した補正モデルで計算します。結果は近似の真密度で、その基準に対する精度は±1 g/Lです。

空気を除外しているので、容器への入れ方による影響はほとんどありません。ロットが違っても、産地が違っても、別々の部屋で2人が測っても、比較に耐えるのはこの数値です。

水置換法と照合済み

同じコーヒーを、2つの方法で

1097.9 g/L
真密度
825.6 g/L
かさ密度
24.8 %
両者の差は空気です

かさ密度を真密度で割ると0.752になります。つまり容器Aの約4分の1は、コーヒーではなくすき間だったということです。これが充填率で、サンプルの入れ方によって変わります。

使いどころ

真密度

コーヒー同士を比べる

真密度は豆そのものの性質を表すため、容器への入れ方では変わりません。今日の測定値を、先月の値、別ロットの値、同僚が別の部屋で測った値と並べて比べられます。

かさ密度

取引先との共通言語

かさ密度は、生豆バイヤー、精製所、サプライヤーがすでに使っている数値で、SinarやMD500のシートに記載されている値でもあります。Omix PlusはMD500基準に合わせてあるので、そのかさ密度はいまある記録にそのまま加えられます。

Omix Plusは両方を測定し、CoffMeter M1はかさ密度のみを測定します。

サンプルの準備

容器には毎回同じ方法で入れてください。容器の容積は一定でも、入れ方によってサンプルの重さが変わります。毎回同じ手順で入れれば、測定ごとのばらつきを小さく抑えられます。

CoffMeter M1にはビーンスイーパーが付属しています。サンプルを毎回同じ状態に整えるのに使えます。

Omix Bean Sweeperは別売りのアクセサリーです。Omix Plusには付属しません。Omix Plusには、箱にきれいに収まる専用のスクレーパーが付属しています。2つのスイーパーはそれぞれの容器に合わせた形状のため、互換性はありません。

焙煎すると密度は変わります。豆が膨らみ、質量が減るため、焙煎したサンプルは元の生豆より密度が低くなります。

サンプルの準備をそろえれば、かさ密度の測定値を前回と比べられます。
サンプルの準備をそろえれば、かさ密度の測定値を前回と比べられます。

CoffeeOSで見る密度

ビーンマネージャーで豆を管理します。生豆を作成し、豆の品質でインポートをタップして、デバイスを名前で選ぶと、CoffeeOSがデバイスから測定結果を直接取り込みます。取り込むのは水分値、水分活性、かさ密度、真密度、豆のメッシュ、平均豆径、平均豆体積です。

CoffMeter M1も、同じ方法で水分値と密度の欄を埋めます。

生豆と焙煎豆の一覧。
STEP 01
生豆と焙煎豆の一覧。
「デバイスから自動入力」で、選んだデバイスから結果を直接取り込みます。
STEP 02
「デバイスから自動入力」で、選んだデバイスから結果を直接取り込みます。
1回の測定でパネル全体が埋まります。手入力は不要です。
STEP 03
1回の測定でパネル全体が埋まります。手入力は不要です。
保存した記録には、収穫情報、品質指標、メモがまとめて残ります。
STEP 04
保存した記録には、収穫情報、品質指標、メモがまとめて残ります。

焙煎度アナライザーのセッション、パーティクルアナライザーのセッション、ブリューレコーダーの記録、選択したレシピは、すべて豆の詳細ページのビーンインサイトに表示されます。豆の一覧は、密度を含む記録内のどの指標でも絞り込みと並べ替えができます。

どちらも、その場にスマートフォンがなくても使えます。それぞれ最大500件の測定履歴を本体に保存できるので、倉庫やカッピングテーブルで一人で作業を進め、あとからまとめてCoffeeOSに取り込めます。

ビーンマネージャーの使い方を見る


OmixとCoffMeter M1の比較

どちらも生豆と焙煎豆の水分値と密度を測定し、結果はビーンマネージャーに直接取り込まれます。

CoffMeter M1 coffee moisture and density meter

CoffMeter M1

₴15,162.93 · コーヒー水分・密度計

生豆と焙煎豆の水分値と密度を2秒以内に測定。ビーンスイーパーが付属します。M1はサンプルを撮影するのではなく重さを量るため、表示される密度は充填状態での値です。

  • 密度出力 バルク
  • 密度精度 ±1 g/L(適切な準備時)
  • 水分精度 ±0.2%
  • 1回の試験に必要なサンプル量 生豆約150 g
  • 読み取り時間 2秒未満
  • 豆マネージャー 水分量と密度を入力
Omix Plus coffee quality analyzer with a green coffee sample

Omix Plus

₴119,423.20 · コーヒー品質アナライザー

容器Aに1回入れるだけで、水分値、水分活性、真密度、かさ密度、豆のメッシュ、平均豆径、平均豆体積、焙煎色度、そして測定時の室内環境がわかります。

  • 密度出力 真密度およびかさ密度
  • 密度精度 適切な準備で±1 g/L
  • 水分精度 ±0.1%
  • 1回の検査に必要なサンプル量 生豆約150 g
  • 測定時間 2秒(水分活性は約50秒)
  • 豆マネージャー 水分、密度、水分活性、スクリーンサイズ、焙煎色を入力
密度と水分CoffMeter M1Omix Plus
光学的にアルゴリズム処理いいえサンプルノイズを補正するアルゴリズム
校正起動時に自動校正容器
その他の測定項目—水分活性、スクリーンサイズ、豆の直径、豆の体積、焙煎色、周囲環境条件
価格₴15,162.93₴119,423.20
Omix Plusの「水分・密度」詳細画面。豆のメッシュと豆体積は、密度モデルが使うのと同じ画像から算出されます。
Omix Plusの「水分・密度」詳細画面。豆のメッシュと豆体積は、密度モデルが使うのと同じ画像から算出されます。
気温、湿度、気圧がすべての測定に記録されるので、測定時の条件と照らし合わせて数値を評価できます。
気温、湿度、気圧がすべての測定に記録されるので、測定時の条件と照らし合わせて数値を評価できます。

Omix Plusなら、さらに多くを

M1とOmix Plusの測定原理は同じで、水分は静電容量方式、密度は重量測定です。Omix Plusなら、豆の状態をはるかに詳しく把握できます。

01

カメラ

カメラが色と充填状態を読み取り、その結果をもとに静電容量モデルを補正します。

02

水分活性

Omixは、鏡面冷却式露点法をこれまでにない小ささで実装し、国際的に認められた方法で水分活性を1分以内に測定します。

03

密閉する

測定中はチャンバーが密閉され、周囲の湿気、ほこり、空気の流れを遮断します。

04

焙煎色度

Omix Plusは焙煎のサイクル全体を見据えて設計されており、焙煎後の色の測定まで1台でこなします。


測定値は、記録の始まり

密度計だけでは、得られるのは数値ひとつです。CoffeeOSにつなげば、豆ごとの記録ができあがり、生豆の分析から焙煎、カップの仕上がりまで、ほかの機器がそこに情報を加えていきます。

Omniは粒度を測定し、Microbalance Tiは抽出を記録し、R2 Extractは仕上がったコーヒーのTDSを測定します。どの機器もセッションを同じ豆に紐づけるので、気に入った一杯から、その元になった生豆の密度までさかのぼれます。

生豆と焙煎豆のサンプルとともに並べたDiFluidの測定機器

密度を測る理由

1つのサンプルから、すべてを

Omix Plusは、1回の充填で水分値、水分活性、豆のメッシュ、豆体積、焙煎色度も測定します。必要な測定が1台にそろいます。

水分値と密度を、必要な場所すべてで

水分活性はCoffMeter W1、焙煎色度はCoffMeter A1またはOmniで、必要になったときにあとから追加できます。

複数の農園や精製所、2か所の焙煎所でロットを比較していて、それぞれの場所に1台ずつ必要なら、CoffMeter M1を3台そろえるのが合っているかもしれません。